心は高く 身は低く
第12代校長塚田隆雄先生の訓辞 「心は高く 身は低く」
昭和22年8月に長野商業高校に赴任した塚田校長先生の最初の訓辞が「心は高く 身は低く」でした。
書道家 一色白泉氏(高8回)揮毫
心は高くとは
「心は高く」とは心に中に、高い理想を持ち、気宇壮大で、自分を強く奮い立たせる意味を持ちます。
人間の在り方は、その「心」に英知な頭脳、健康な身体、精密な機械のような整然とした行動、人に接しては温容であって欲しいと望まれました。先生は、行動は責任感のある精神と厳しい「努力」があって実を結ぶのであって、苦労な努力を避ける怠惰心を嫌いました。「不憤不啓」(憤せざれば啓せず)として安逸を貪り怠惰に陥らんとする自我を憤然として鞭打たねばならないと言われました。
身は低くとは
人が生きていくあり方として、飽くまで粘り強く謙虚であって欲しいという願いでした。人生には照る日もあれば、曇る日もあり、順調な得意のときもあれば苦境にあえぐ事もあることから自暴自棄と有頂天のときをどう処すのか、つまりどんな時でも「平常心」を失わず、自暴自棄は人がその人を自ら棄て去ることであり、「得意の境」にある慢心を戒めています。
黒岩宏一郎先生(S28.4~S40.3)編集
「仰げ旭山 心は高く 身は低く」(平成17年10月25日発行)から引用